「四駆って小回り効かないから、街乗りには不便…?」
そんなイメージ、まだ持っていませんか?
実は今、都市部でもストレスなく使える“小回り抜群の四駆SUV”が続々登場しています。
本記事では、2023年式JB64ジムニーを日常的に愛用している筆者が、ジムニーやライズなど注目モデルの“リアルな使い心地”と選び方のポイントを徹底解説。
「狭い道もラクに走れて、雪道にも強い」
そんな理想の四駆と、この記事で出会ってください。
- 四駆と2WD4WDの違いと特徴を理解できる
- 小回りの利く四駆車種の選び方を学べる
- 四駆のメリットとデメリットを把握できる
- 都市部や悪路で四駆がどのように役立つかを知る
「四駆」小回りの利く車の魅力と選び方

四駆は悪路や雪道での高い走行性能が魅力ですが、小回りの利くモデルも多く登場しています。特に都市部での運転や駐車が楽なコンパクトSUVは、四駆の利便性と小回り性能を両立しています。この記事では、四駆の特徴やおすすめ車種を紹介し、あなたに合った最適な車選びのポイントを解説します。これにより、快適なドライブ体験ができる四駆を見つけることができるでしょう。
四駆と2WD4WDの違いを徹底解説
四駆(4WD)は、全ての車輪にエンジンの駆動力を伝えるシステムを持つ車両です。対して、2WDは前輪または後輪のどちらかにのみ駆動力を与える仕組みを指します。四駆は、ぬかるんだ道や雪道などの悪路での安定性に優れ、登坂や急カーブでも優れたトラクションを発揮します。これに対し、2WDは軽量で燃費に優れ、日常の都市部での運転には十分な性能を持っています。
一方で、4WDには「フルタイム4WD」と「パートタイム4WD」があり、フルタイム4WDは常に四輪全てに駆動力を伝えますが、パートタイム4WDは状況に応じて手動で切り替える必要があります。この違いを理解することで、自分のライフスタイルに最適な車を選ぶことができます。
小回りが利くコンパクトSUV車種を比較

コンパクトSUVは、四駆の安定性と小回りの利便性を兼ね備えた車種が増えてきています。例えば、スズキの「ジムニー」は最小回転半径が4.8mと非常に小さく、狭い路地でもスムーズに曲がれるため、都市部での運転に適しています。また、トヨタの「ライズ」は4.9mの最小回転半径を持ち、SUVとしての存在感と日常での扱いやすさを両立しています。
さらに、これらの車種は燃費性能も優れており、経済的な面でも魅力的です。小回りの良いSUVを選ぶことで、街中や狭い駐車スペースでもストレスなく運転ができ、四駆のメリットを活かしながら、日常の使い勝手も確保することが可能です。
【筆者の体験談】
現在の筆者の愛車はスズキジムニー(JB64:2023年式)です。ホイールベースが大型の四駆に比べ短く、小回りが利くので不満を感じたことはありません。過去(1994年〜2001年)に所有したトヨタ ハイラックスサーフと比べると、かなり小回りが利きます。車体の大きさによる違いで、小回りは変わります。
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四駆のメリットデメリット
四駆の最大のメリットは、悪路や雪道での安定した走行性能です。四輪全てに駆動力がかかるため、滑りやすい路面でも高いグリップ力を発揮し、安全な運転が可能です。また、アウトドアや山道など、普通の2WDでは難しい道でもスムーズに走行できるのが魅力です。
一方で、デメリットとしては、車両が2WDに比べて重量が重くなるため、燃費が悪くなる傾向があります。また、メカニズムが複雑であるため、メンテナンスコストが高くなる可能性があります。さらに、都市部での取り回しが難しい大きな車両も多いため、使用目的に応じて、サイズや燃費も考慮して選ぶことが重要です。
小回りが求められるシーンと四駆の利点

小回りが利く四駆が求められるシーンは、都市部の狭い路地や駐車場、または急なカーブが多い山道です。例えば、日常的に狭い駐車スペースに停める必要がある場合、小回りが利くことでストレスなく駐車ができます。さらに、アウトドアを楽しむ方にとっては、山道やキャンプ場の狭いスペースでの移動でも、小回りが利く四駆は大きな助けとなります。
また、雪道や凍結した道路では、急カーブや交差点でのハンドリングが非常に重要です。小回りの利く四駆は、こうした場所でも安定した操作性を発揮し、特に冬季の安全性を高めることができます。こうした利点を持つ四駆は、都市部からアウトドアまで幅広いシーンで活躍します。
四駆の走行性能と安定性を支える技術
四駆の高い走行性能と安定性は、最新技術によって支えられています。例えば、トルク配分を自動的に調整する「AWDシステム」は、状況に応じて前後の車輪に適切な駆動力を分配することで、常に最適なトラクションを維持します。これにより、雨の日や雪道でも安定した走行が可能です。
さらに、電子制御技術によって、車両の安定性を向上させる「トラクションコントロール」や「横滑り防止装置」なども標準装備されることが多くなっています。これらの技術により、滑りやすい路面やカーブの多い道でも安全に運転できるのが四駆の強みです。こうした先進技術が、四駆の走行性能を一層高めています。
「四駆」小回り性能を最大限に活かす方法

四駆の小回り性能を最大限に活かすためには、駆動方式や車体サイズの選び方が重要です。パートタイム4WDやフルタイム4WDの特徴を理解し、用途に合った駆動方式を選ぶことで、日常の運転がさらに快適になります。また、小回りが利く車種を選ぶことにより、狭い駐車スペースや都市部での運転もスムーズに行えます。この記事では、四駆の小回り性能を引き出す具体的な方法を解説します。
駆動方式の違いと四駆の仕組みを解説
四駆の駆動方式には主に「フルタイム4WD」と「パートタイム4WD」があり、それぞれ異なる特徴を持っています。フルタイム4WDは、常に四輪すべてに駆動力が伝わるシステムで、常に安定した走行ができることが魅力です。特に、雨天や雪道などの悪路では優れたグリップ力を発揮します。しかし、その分燃費が悪化するデメリットがあります。
一方で、パートタイム4WDは、通常は2WDとして走行し、必要に応じて四駆に切り替えます。これにより、普段は燃費効率の高い2WDとして走り、悪路や坂道では四輪駆動に変更することで、高い走破性を発揮します。この切り替えの柔軟性は、都市部とアウトドアを両方楽しむユーザーに適した機能と言えます。
また、駆動方式の違いが車両の走行安定性や小回り性能にも影響します。前述の通り、フルタイム4WDは常に安定した走行ができる一方、パートタイム4WDでは必要な場面でのみ4WDに切り替えるため、軽快な操作性が期待できます。これにより、状況に応じた柔軟な運転が可能です。
四駆の燃費維持費のバランスを考える

四駆はその高い走行性能や安定性が魅力ですが、燃費や維持費のバランスを考えることも重要です。一般的に、四駆は2WDと比べると車両が重く、エンジンへの負担が大きいため燃費が悪化しがちです。特にフルタイム4WDは常に四輪駆動のため、都市部や短距離での運転でも燃費が悪化する可能性があります。
一方、パートタイム4WDを選べば、通常は2WDとして運転できるため、燃費効率を高めることが可能です。燃費性能を重視する場合には、コンパクトSUVや軽四駆といった軽量な車種を選ぶのも効果的です。さらに、ハイブリッド四駆も最近では選択肢として増えており、燃費と走行性能のバランスが取れた車種も検討する価値があります。
筆者が所有するジムニー(2023年式 JB64)の平均燃費は11km/L前後です。通常は、ほぼ2WDで運転しています。ロングドライブの時の最高記録は13km/L、街乗りメインで一番悪い時で9km/Lでした。乗り方や使用状況により燃費は変わりますが、やはり四駆は燃費が良いとはいえません。
維持費については、四駆は駆動系の部品が多くなるため、メンテナンスや修理費用が高くなる可能性があります。ただし、信頼性の高いメーカーや、長期的なメンテナンス計画を立てることで、このコストを抑えることが可能です。燃費と維持費の両面から、車選びを慎重に進めることが大切です。
悪路や雪道に強い四駆の走破性能の理由
四駆は悪路や雪道での優れた走破性能を誇ります。その理由は、四輪すべてに駆動力を配分することで、タイヤが路面にしっかりとグリップし、滑りやすい状況でも安定した走行が可能だからです。特に、AWD(オールホイールドライブ)システムを搭載している車では、車両が自動的に前後の駆動力を調整し、走行状況に応じて最適なグリップ力を発揮します。
また、四駆は、急な坂道やぬかるんだ道、砂利道といった通常の2WDでは対応が難しい地形でも力強く進むことができる点が魅力です。特に雪道では、四輪に駆動力を均等に伝えることで、車両のバランスを保ち、滑りやすい場所でも安定したハンドリングが可能です。
このように、四駆はアウトドアや雪山でのドライブ、さらには豪雨時の安全な走行に欠かせない選択肢です。ただし、悪路での走行が多い場合には、スタッドレスタイヤやチェーンの装備を検討することで、さらなる安全性を確保することができます。
「四駆」軽自動車と普通自動車の違いと選び方
「四駆」の軽自動車と普通自動車には、サイズや走行性能、維持費においていくつかの違いがあります。まず、軽自動車は車体が小型で軽量なため、燃費が良く、駐車スペースを取らないというメリットがあります。例えば、スズキのジムニーは、軽四駆の代表的なモデルで、オフロード性能と小回りのしやすさを兼ね備えた人気車種です。
一方、普通自動車の四駆は、より大きな車体を持つため、長距離の走行や高速道路での安定感が高い点が強みです。トヨタライズやホンダヴェゼルなどのコンパクトSUVは、普通自動車の四駆モデルとして広い車内空間を持ちつつ、都市部での運転も快適にこなせるバランスの取れた選択肢です。
選び方としては、普段の使い方やライフスタイルに合わせて選ぶことが重要です。軽自動車は、狭い都市部での運転やコストを抑えたい場合に適していますが、長距離ドライブや荷物が多い場合は普通自動車の四駆を選ぶのが賢明です。それぞれの特徴を理解し、自分のニーズに合った車種を見つけましょう。
四駆の安心安全な運転を支える装備と機能
四駆には、安全運転をサポートする多くの装備や機能が搭載されています。特に、悪路や雪道での走行が多い場合には、四駆のトラクションコントロールや横滑り防止装置が大きな役割を果たします。これらの機能は、車両のグリップ力を最大限に引き出し、滑りやすい路面でも車が安定して走行できるように自動的に調整します。
また、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)は、急ブレーキをかけた際にタイヤがロックされないようにし、車がコントロール不能になるのを防ぎます。さらに、最近の四駆車両には、前方衝突警報やアダプティブクルーズコントロールといった先進的な安全装備が標準装備されることが増えています。
こうした技術により、ドライバーは四駆の高い走行性能を活かしながら、安心して運転が可能です。四駆を選ぶ際には、これらの装備が搭載されているかも確認することで、さらに安心なドライブを実現できるでしょう。

よくある質問(FAQ)
Q1. 小回りが利くおすすめの四駆SUVはどれですか?
A. 小回り性能に優れた四駆SUVとしては、スズキ「ジムニー」やトヨタ「ライズ」が特におすすめです。ジムニーは最小回転半径4.8mと軽四駆トップクラスの小回り性能を誇り、都市部や狭い路地でも取り回しが抜群です。ライズも4.9mと扱いやすく、日常使いに最適です。
Q2. 四駆はなぜ小回りが苦手だといわれるのですか?
A. 多くの四駆は車体が大きく、ホイールベースも長いため、最小回転半径が大きくなりがちです。ですが、最近は小型・軽量化されたコンパクトSUVや軽四駆が登場し、小回り性能も大幅に改善されています。駆動方式の進化も、操縦性向上に貢献しています。
Q3. 小回り性能を重視した四駆の選び方は?
A. 最小回転半径、ホイールベースの長さ、車体の全長・幅を確認しましょう。都市部での使用がメインであれば、4.9m以下の最小回転半径を目安にすると快適です。また、パートタイム4WD搭載車は普段は2WD走行でき、取り回しも軽快です。
Q4. 四駆は燃費が悪いって本当ですか?
A. 一般的に四駆は2WDよりも車両重量が重く、駆動システムも複雑なため燃費が劣る傾向にあります。ただし、パートタイム4WDやハイブリッド四駆を選ぶことで燃費性能は向上します。例えば、ジムニーは平均燃費11〜13km/L前後で、日常使用にも十分対応します。
Q5. 都市部でも四駆を選ぶメリットはありますか?
A. はい、都市部でも突然の積雪やゲリラ豪雨、滑りやすい道路での安定性が求められるシーンがあります。さらに、駐車場や狭い路地での取り回しが優れたモデルを選べば、街乗りでも四駆の恩恵を十分に感じられます。
Q6. 軽自動車の四駆と普通自動車の四駆、どちらがおすすめ?
A. 都市部中心の使用やコスト重視なら軽自動車の四駆(例:ジムニー)が適しています。一方、長距離移動や荷物・人が多い場面では、普通車の四駆(例:ライズやヴェゼル)が快適です。用途とライフスタイルに合わせて選ぶのがベストです。
Q7. 雪道での四駆の安全性はどの程度ですか?
A. 四輪全てに駆動力が伝わる四駆は、雪道や凍結路面でも高いグリップ力と安定性を発揮します。さらに、AWDシステムやトラクションコントロールなどの電子制御技術により、安心して走行できます。スタッドレスタイヤとの併用で、さらに安全性が高まります。
Q8. 四駆は維持費が高いですか?
A. 四駆は部品点数が多く、定期的なメンテナンス費用がやや高くなる傾向にあります。ただし、信頼性の高いモデルを選び、適切にメンテナンスすることで長く乗ることが可能です。燃費性能と整備性のバランスが取れた車種を選びましょう。
Q9. 四駆の駆動方式はどう選べばいいですか?
A. 街乗り中心ならパートタイム4WDがおすすめ。普段は2WDで燃費が良く、必要な時に四駆に切り替え可能です。常に安定した走行が欲しいならフルタイム4WDやAWDを検討しましょう。走行スタイルに合わせて選ぶことが重要です。
まとめ
今回は、四駆の小回りに関する内容について、詳しく解説しました。概要は以下の通りです。
- 四駆は全ての車輪に駆動力を伝えるシステムを持つ
- 2WDは前輪または後輪のみに駆動力を伝える仕組み
- 四駆は悪路や雪道での安定性に優れる
- 2WDは軽量で燃費に優れ、都市部での運転に適している
- フルタイム4WDは常に四輪駆動で安定した走行が可能
- パートタイム4WDは状況に応じて2WDと4WDを切り替えられる
- スズキ「ジムニー」は小回りが利き、都市部での運転に適している
- トヨタ「ライズ」はSUVの利便性と小回り性能を兼ね備えている
- 四駆のメリットは悪路での優れた走行性能と安定性
- 四駆のデメリットは燃費の悪化とメンテナンスコストの高さ
- 小回りが利く四駆は都市部や狭い路地での駐車に便利
- 雪道や凍結路での小回り性能は安全運転を支える
- AWDシステムは駆動力を自動的に調整し、安定した走行を可能にする
- 四駆はアウトドアや悪天候時に特に力を発揮する
- 四駆の安全装備にはトラクションコントロールや横滑り防止機能がある
小回りの利く四駆に乗りたいのであれば、ジムニーやライズがおすすめです。この記事の内容を参考にして、あなたの希望や使用状況に合わせ、チョイスしましょう。
【この記事を書いた人】
四駆SUV研究調査室:室長(2023年式ジムニーJB64の現役オーナー)
九州在住。阿蘇が大好き、大好物!
2023年式ジムニーJB64の現役オーナーとして、日々の生活・アウトドア・ドライブを通じて“ジムニーと生きる日常”を発信中。記事はすべて、実体験・ユーザー取材・プロの整備士へのヒアリングを元に構成しています。
「一生モノの相棒として、ジムニーと長く楽しく付き合う方法」を探求するブログ運営者です。
🧑🔧 ジムニーと“ずっと付き合いたい人”のために、今すぐ役立つリアルな知見を発信中。
