「ジムニーって通勤に使えるの?」
「燃費が悪いって聞くけど本当?」
そんな疑問を持つ方へ。
筆者はジムニーJB64(2023年式)を実際に所有し、日常の街乗り・近距離通勤で使う現役オーナーです。
長距離通勤には使用していませんが、毎日の短距離移動で見えてきた“リアルな燃費”や“通勤で感じるメリット・デメリット”を、実測データつきで本音レビューします。
この記事では、「通勤にジムニーを選ぶのはアリか?」を、燃費・維持費・乗り心地・後悔ポイント・改善テクまでトータルで解説。
通勤にジムニーを検討中の方にとって、“後悔しない判断材料”になるはずです。
✅ ジムニーの実燃費はAT車で10〜12km/L、MT車で13〜15km/L前後
✅ 近距離通勤でも燃費の悪さや振動が気になる場面がある
✅ タイヤ・荷物・走行ルートの見直しで燃費改善が可能
✅ 維持費は高めだが、壊れにくく所有満足度は高い
✅ 「効率」より「愛着」で選ぶ通勤車としての価値がある
🟩 よくある質問・すぐ知りたい答えまとめ
- ジムニー通勤の実燃費はATで10〜12km/L、MTで13〜15km/Lが目安です
- 長距離通勤は燃費コストが重くなりやすいので要注意
- 雨・雪・渋滞などで燃費は1〜2km/L以上落ちることもあります
- タイヤや荷物を見直すだけでも燃費改善は十分可能です
- 「燃費」より「気分」を重視したい人には通勤ジムニーは“アリ”です
「通勤でジムニーは後悔する?」燃費・乗り心地・維持費を本音レビュー

「ジムニーって通勤に向いてないのでは?」と不安なあなたへ。
実際に乗って感じた“リアルな声”を、メリット・デメリット含めて正直にお伝えします。
ジムニーは通勤に向いてない?よくある“後悔”ポイント3選
ジムニーを通勤用で買った人がよく感じる「後悔ポイント」は、主に次の3つです。
① ガソリン代が予想以上にかかる
ATモデルだと実燃費が10〜11km/L前後なので、通勤距離が長い人は「毎月のガソリン代がエグい」と感じることも。
② 乗り心地がゴツゴツして疲れる
オフロード用の足回りなので、段差や舗装の荒れた道では“突き上げ感”が強く、毎日の通勤で疲れやすいと感じる声も多いです。
③ スマートな装備が物足りない
安全装備や快適装備は必要最低限。
通勤車に「静かさ・自動ブレーキ・ACC(追従走行)」を求める人には不満が出やすいです。
近距離通勤ジムニーユーザーが語る“満足と不安”のリアル
筆者はジムニーJB64(2023年式)を日常の街乗りや短距離通勤で使用中の現役オーナーです。
長距離通勤には使っていないものの、日々の移動で感じるリアルな使い心地と燃費の悩みはしっかり実感しています。
・渋滞でもストレス少なめ。視点が高くて安心感あり
・雨の日も安心。4WDの安定感に助けられる場面も
・駐車が苦手でも小回りがきくのでラク
確かに燃費は他の軽に比べて不利。
でも、毎朝ハンドルを握るたびに「好きなクルマに乗ってる満足感」がある。
それがジムニー通勤のリアルです。
ガソリン代だけじゃない!ジムニー通勤の維持費とランニングコスト
ジムニー通勤のコストは「ガソリン代」だけではありません。
見落としがちな維持費が意外と多いです。
・タイヤ交換コスト:4〜6万円(AT=オールテレーンタイヤ、MT=マッドテレーンタイヤはやや高め)
・オイル交換頻度:やや多め(エンジンをよく回すクルマなので)
・車検代:軽とはいえパーツ単価がちょっと高め
※AT(All-Terrain)タイヤは街乗りもOKな万能タイプ、MT(Mud-Terrain)タイヤは悪路専用タイヤです。
とはいえ、壊れにくく故障も少ない車種なので、大きな修理費がかかることはほとんどありません。
月に1〜2万円のガソリン代が気にならなければ、ジムニーは“コスパ最悪”ではありません。
むしろ「満足コスパは高い」1台です。
通勤車としてのジムニーは「愛」か「実用」か?感情と損得のバランス
通勤車にジムニーを選ぶかどうかは、最終的に「感情>損得」かで決まります。
数字だけ見れば「燃費も悪いし、乗り心地も微妙だし、維持費もちょっと高い」です。
でも
「好きだから毎日乗れる」
「飽きない」
「気分が上がる」
そんな気持ちがあるなら、ジムニーは毎日をちょっと楽しくしてくれる相棒になります。
買ってから「やっぱり好きだった」と思えるかどうか。
それが通勤ジムニーの“本当の価値”かもしれません。
【ジムニー通勤をやめたのは燃費だけが理由ではない】
通勤でジムニーを使うのをやめた理由は、燃費の悪さだけではありません。短距離走行ばかりではエンジンが温まらず、車にとっても負担が大きいと感じたからです。加えて、朝夕の渋滞やストップ&ゴーが続くと、運転自体が少し疲れることもありました。大好きなジムニーだからこそ、寿命が縮まるような使い方はしたくない…そう思ったのが一番のきっかけです。今は、妻との週末の遠出や、少し遠い郊外の大型モールへの買い出しドライブでジムニーには活躍してもらっています。
【実録】ジムニーJB64の通勤実燃費は?街乗り・郊外でのリアル数値を公開

カタログ値だけじゃわからない、通勤での“リアルな燃費”が知りたいならココ。
写真つきの記録と走行状況別の数値を、実体験ベースで詳しく公開します。
JB64型ジムニーのスペック燃費と実燃費のギャップは?
ジムニーJB64のカタログ燃費(WLTCモード)は
ATで14.3km/L、MTで16.6km/Lとされています。
でも、実際に毎日通勤で使うと「えっ、こんなもん?」と感じることも。
▼ 実際の通勤ユーザーの声
・街乗り中心 → 10〜11km/L(AT)
・高速通勤メイン → 13〜14km/L(AT)
・MTで上手に走らせた場合 → 14〜15km/Lも狙える
つまり、実燃費はスペック値より1〜3km/Lくらい低いのが普通。
これを知っておくだけでも、買ってからの後悔はグッと減ります。
【画像あり】メーター燃費×満タン法で検証した平均数値

ジムニーの燃費は「メーター表示」と「実測値(満タン法)」で差が出ます。
例えば僕のジムニーJB64(AT)の場合、
・メーター表示:11.8km/L
・満タン法で計算:10.8km/L(片道5km通勤×週5)
おおよそメーターの方が5〜10%良く表示される感覚です。
ATとMT、通勤燃費はどちらが優秀?実走データ比較
燃費だけで見ると、MT(マニュアル)の方が圧倒的に有利です。
・AT通勤:10〜12km/L
・MT通勤:13〜15km/L(条件次第で16km/Lも可能)
ただし、MTは混雑した街乗り通勤ではクラッチ操作がつらくなるので、快適性とのバランスが必要です。
とはいえ、通勤距離が長い人・燃費重視の人にとっては、MTこそジムニー燃費最適解です。
雨・雪・渋滞時…通勤条件で燃費はどれくらい落ちるのか?
天候や道路状況によって、ジムニーの燃費はガッツリ落ちます。
▼ 実際の変動例(JB64 AT)
・晴れの郊外通勤 → 11.5km/L
・雨の日の渋滞あり通勤 → 9.5km/L
・冬(暖機&ヒーター使用) → 8.5〜9.0km/L
雪道で4WDを多用すると、さらに燃費は下がります。
でもそのぶん、悪天候でも安心して通勤できるという安心感はジムニー最大の武器です。
【夏の燃費は落ちる】
筆者が住んでいる九州は、夏の暑さがひどいうえに、夏が長い。つまり、冷房を入れる期間が長いため、燃費にも影響します。夏よりも冬の方が燃費が0.5〜1.0km/L程度、よくなる傾向です。
他車と比較!ジムニーとハスラー・タフトの実燃費の違い
ジムニーのライバルといえば、スズキ・ハスラー、ダイハツ・タフト。
実燃費はこんな感じ👇
車種 | 実燃費(街乗り) | 高速燃費目安 |
---|---|---|
ジムニー | 10〜11km/L | 13〜14km/L |
ハスラー | 18〜22km/L | 22〜24km/L |
タフト | 17〜20km/L | 21〜23km/L |
「燃費」だけで見れば、ジムニーは明確に劣るのが現実。
でも、4WD性能・無骨なデザイン・カスタム性など「所有満足度」は圧倒的です。
燃費重視ならハスラー、気分重視ならジムニー。
それが結論です。
燃費が悪いって本当?ジムニーを通勤向きに変える“改善テク”5選

ジムニーの燃費は工夫次第で“ここまで変わる”。
通勤向けに実際に効果のあった改善テクを、選りすぐって5つ厳選しました。
タイヤ・空気圧・積載量で変わる!燃費最適化の基本
ジムニーの燃費は、意外なほど“タイヤと荷物”の影響を受けます。
▼ 見直すだけで変わる3つの基本
① タイヤの空気圧を適正に保つ(低いと抵抗UP)
② 不要な荷物は車内から降ろす(重いほど燃費悪化)
③ MTタイヤ→ATタイヤに変更するだけで、1km/L改善した例も!
これらは「今日から誰でもできる改善策」。
ガソリン代が月に数千円変わるなら、やらない理由はありません!
エンジンブレーキ活用で通勤ルートも燃費改善
通勤時に意識するだけで燃費がよくなるテクが、“エンジンブレーキの活用”です。
信号が多い街中では、早めにアクセルを離して減速→ブレーキ最小限に。
下り坂ではDレンジのまま惰性走行 or シフトダウンでOK。
また、「毎日同じルートで通勤してる」という人は
渋滞しづらい裏道や信号が少ないルートに変えるだけでも燃費改善につながります。
【実践済】おすすめ燃費改善グッズ3選(忖度なしレビュー)
僕自身が使って「これは効果あった」と感じた、**ジムニー通勤におすすめの燃費向上グッズ3つ**を紹介します。
1. ワコーズ フューエルワン
→ 燃焼効率UP&エンジン洗浄。燃費が0.5km/L伸びた体感あり。
2. 電動空気入れ
→ タイヤの状態を確認でき、適正圧を維持しやすい。
3. エンジンオイル添加剤(摩擦低減系)
→ 発進時のもたつきが減り、通勤ストレスも軽減。
すべて安価かつDIYで導入可能。
試す価値はあります。
夏冬のエアコン燃費を抑えるコツと時期別アプローチ
実はエアコン使用だけで燃費が1〜2km/L落ちるって知ってましたか?
▼ 季節ごとのポイント👇
● 夏(冷房)
・エンジンON直後は窓を開けて熱気を逃す
・風量は「強」より「中〜弱+内気循環」に
・駐車中はサンシェードで車内温度を下げるのも効果大
● 冬(暖房)
・暖機運転は1〜2分でOK(長すぎるとガソリン無駄)
・シートヒーター+送風でエンジン負荷を減らす
・「AC」をオフにする(ただし、窓が曇るようであれば入れる)
→「外気導入」にすれば曇りにくいですよ。
通勤時間が長い人ほど“エアコン節約術”の差が出ます。
ジムニーでも燃費14km/L超えを達成する通勤テクとは?
「ジムニーで燃費14km/Lなんてムリじゃない?」と思うかもしれませんが
実は、通勤ルートと走り方で“ふつうに”達成できます。
✅ ジムニー仲間の例(JB64 AT)
・通勤距離:片道30km(郊外・信号少なめ)
・速度:50〜60km/h巡航
・結果:14.2km/L(満タン法で実測)
他にも効果があったポイント👇
・エアコンは控えめに
・ストップ&ゴーを減らすため車間距離を広めに
・タイヤをATタイプに変更(転がり抵抗が減る)
通勤車=燃費重視だけど、「ジムニー=燃費悪」の常識はもう古いです。
よくある質問(FAQ)

「ジムニー通勤」に関して、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。
燃費や後悔ポイント、車選びの最終判断に役立つ内容がすぐわかります。
Q1. ジムニーで通勤すると本当に燃費は悪いんですか?
A.
はい、確かに一般的な軽自動車と比べれば燃費は劣ります。
JB64型のATモデルで街乗り10〜12km/L前後、MTだと12〜14km/L前後が目安です。
ただし、高速道路通勤や渋滞回避ルートを使えば改善の余地は大いにあります。
Q2. ジムニーで通勤する人は後悔していますか?
A.
一部には「ガソリン代が高くつく」「乗り心地が硬い」と感じる声もありますが「それ以上に満足している」という人も多数。
燃費だけを気にして乗り換えるより、「乗ってよかった」と感じるケースの方がネット上では多く見られます。
筆者もそのひとりです。
Q3. 実燃費はどのくらい? カタログ燃費とどれだけ違いますか?
A.
カタログ値(AT:14.3km/L、MT:16.6km/L)に対して、実燃費はATで10km/L前後、MTで12km/L前後です。
エアコン・坂道・積載量・信号の多さなど、条件により大きく変動するため、参考値として見てください。
Q4. ジムニーを通勤向きにするためにできることはありますか?
A.
はい、たくさんあります。
例えばタイヤの空気圧管理、不要な荷物の撤去、エンジンブレーキの活用などは今日からでもできる対策。
さらに、燃費向上グッズ(ECU系・潤滑剤系)も効果ありという報告もあります。
Q5. ジムニーとハスラーやタフトでは、通勤車としてどっちがいいですか?
A.
燃費や快適性で選ぶならハスラー・タフトに軍配が上がります。
ただし、「四駆性能・デザイン・所有欲」でジムニーを選ぶ人も多いのが事実。
“通勤+趣味”を両立したいなら、ジムニーにしか出せない満足感があります。
ジムニー 燃費 通勤のリアルまとめ【後悔?満足?改善法も公開】
ジムニーで通勤するって実際どうなの?
後悔ポイントから実燃費のリアル、改善テクまで、通勤ユーザーの本音をまとめて一気にチェック。
- ジムニーは燃費だけを見ると通勤に不利な側面がある
- 実燃費はATで10〜12km/L、MTで13〜15km/L前後
- カタログ燃費とのギャップに注意が必要
- 渋滞やエアコン使用で燃費は大きく低下
- 通勤距離が長いほど維持コストに差が出る
- メーター表示と満タン法の実測値には1割ほど差がある
- 高速道路メインなら燃費は比較的安定する傾向
- ハスラーやタフトに比べると燃費性能は劣る
- それでも所有満足度や走破性ではジムニーが圧勝
- タイヤや荷物を見直すことで燃費改善が可能
- エンジンブレーキや信号の少ないルートが有効
- 燃費向上グッズで1km/L以上改善する例もある
- 冬場の暖機や夏の冷房が燃費に大きく影響
- 片道30km以上の通勤でも燃費14km/Lを目指せる
- 通勤でのジムニー選びは“効率”より“愛着”が決め手
ジムニー通勤に必要なのは「燃費以上の価値観」
ジムニーは、燃費だけを見れば他の軽に勝てません。
けれど、毎日乗るたびに“好き”を実感できる通勤車は、そう多くありません。
通勤に使うからこそ、自分のテンションが上がるクルマを選ぶ。
燃費改善の工夫も取り入れながら、ジムニーと付き合っていく楽しさがあります。
あなたにとって「通勤=我慢」ではなく「通勤=気分が上がる時間」にしたいなら…
ジムニーという選択は、きっと後悔より“納得”が勝るはずです。
🚙 ジムニー通勤のリアルをもっと知りたい方は、ぜひブックマーク&SNSでシェアを!
📸 今後、実燃費の推移やカスタムレポートも随時アップ予定です。お楽しみに!
【この記事を書いた人】
四駆SUV研究調査室:室長(2023年式ジムニーJB64の現役オーナー)
九州在住。阿蘇が大好き、大好物!
2023年式ジムニーJB64の現役オーナーとして、日々の生活・アウトドア・ドライブを通じて“ジムニーと生きる日常”を発信中。記事はすべて、実体験・ユーザー取材・プロの整備士へのヒアリングを元に構成しています。
「一生モノの相棒として、ジムニーと長く楽しく付き合う方法」を探求するブログ運営者です。
🧑🔧 ジムニーと“ずっと付き合いたい人”のために、今すぐ役立つリアルな知見を発信中。
四駆とSUVの違いについて知りたい方は、下記の記事をご覧ください
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四駆とSUVの違いを徹底解説!初心者向けの選び方と特徴を紹介