【ジムニーJB64のオーナーである僕自身の、ゲリラ豪雨で冠水した道路を走破した実体験】
豪雨のニュースやSNSで見たジムニーの映像に「なぜ?」と驚きませんでしたか?
「本当に冠水に強いの?」
「もし自分の車だったら…」
そう感じた方も多いはずです。
実は、その疑問こそが、水害からあなたと愛車を守るための第一歩です。
この記事では、ジムニーJB64現役オーナーである僕が、SNSやニュースで話題になった「地下駐車場からの脱出劇」を例に、ジムニーが水に強い本当の理由を徹底的に解説します。
この記事を読めば、ジムニーが単なる移動手段ではない、もしもの時に頼れる相棒であることをご理解いただけます。
そして、漠然とした不安が安心と自信に変わり、より豊かなカーライフを送る未来が見えてくるでしょう。
【この記事でわかること】
✅ジムニーが冠水に強い本当の理由
✅現役オーナーの実体験に基づく冠水対策
✅もしもの時に命を守る緊急対応ガイド
✅「水に強い車ランキング」で上位の理由
✅ジムニーがくれる「安心」という未来
衝撃の真実!ジムニーはなぜ冠水に強い?豪雨の地下駐車場から生還した理由

セダンが立ち往生する中、その走破性が際立つ。(画像はイメージです。制作:四駆SUV研究調査室)
SNSやニュースで話題になった「奇跡の脱出劇」は、なぜ起きたのか?
その映像が示す、ジムニーの驚異的な性能は決して偶然ではありません。
ここでは、ニュース映像の裏側にあるジムニーの真実を徹底的に解き明かします。
ニュース映像の衝撃!何が起きていたのか?
2025年9月、三重県四日市市を襲った記録的な豪雨。
その際に水没した地下駐車場から、1台のスズキ・ジムニーが泥水をかき分け、無事に脱出する映像がSNSやニュースで大きな話題となりました。
多くの乗用車が走行不能となり、水没していく中で、なぜジムニーだけが脱出できたのか。
その映像は、瞬く間に「ジムニーは災害に強い」というイメージを世に広めました。
この出来事は、単なるニュースではなく、多くのドライバーが抱える水害への不安を象徴する出来事だったのです。
この映像が示す、ジムニーの驚異的な走破性能。
これは決して偶然ではなく、その設計思想に隠された真実があります。
ところで、この衝撃的な映像も、きっかけは一台のドライブレコーダーでした。
ゲリラ豪雨のような自然災害だけでなく、万が一の事故や、私自身が体験したような当て逃げ被害の際にも、すべてを記録してくれるドライブレコーダーは、今や車を守る必須の装備です。
日本国内で製造されており、信頼できる「セルスター」のドライブレコーダーを、僕はジムニーに取り付けて使っています。
実際、当て逃げされたときは役に立ちました!
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他の車が立ち往生する中、頼もしく進む姿は忘れられません。(制作:四駆SUV研究調査室)
【筆者の実体験】僕もジムニーで冠水路から脱出しました
僕もジムニーJB64の現役オーナーとして、この映像を見た時、心底納得しました。
なぜなら、僕自身もゲリラ豪雨で冠水した道路を走行し、その走破性能を肌で感じた経験があるからです。
あの時は、他の乗用車が水深30cmほど冠水した道路の真ん中で立ち往生している中、僕のジムニーは水しぶきを上げながらも力強く前へ進み続けました。
決して深い水深ではありませんでしたが、地上最低高の高さと力強い駆動力、そして悪路走破性能が、いざという時の安心感に直結することを実感したのです。
この体験から、ジムニーが「もしもの時、本当に頼れる相棒」であることを、今も確信しています。
【JB64オーナーが解説】ジムニーが持つ「冠水に強い」3つの構造的な理由
ジムニーが冠水に強いのは「ただ車高が高いから」という単純な理由だけではありません。
悪路走破性を追求した設計の中にこそ、冠水から脱出できた秘密が隠されているのです。
ここでは、JB64オーナーの視点から、ジムニーの構造的な強さをわかりやすく解説します。
理由①:トラックと同じ「ラダーフレーム構造」
ジムニーは、トラックや本格的なSUVと同じく、頑丈なラダーフレーム構造を骨格に採用しています。
一般的な乗用車はボディとフレームが一体になった「モノコック構造」ですが、ジムニーは梯子状の強固なフレームの上にボディが載る独立構造です。
この設計のおかげで、冠水路を走行する際に車体に加わる強い水圧や泥の抵抗を、この強靭なフレームがしっかりと受け止め、ボディの歪みや変形を効果的に防ぎます。
まるで車の骨格が鎧のように機能し、過酷な状況でも乗員を守る堅牢さを誇ります。

この「安心感」こそがジムニーが選ばれる理由です。(画像はイメージです。制作:四駆SUV研究調査室)
理由②:圧倒的に高い「最低地上高」
ジムニーの冠水に対する強さは、最低地上高の高さにあります。
現行モデルJB64の最低地上高は20.5cm。
これは一般的な軽自動車の約1.5倍にあたり、多くの乗用車がエンジンやマフラーを水に浸けてしまうような水深でも、ジムニーは車体の下部を水面から高く保つことができます。
この物理的な防御力が、車の重要な部品を水害から守り、走行不能になるリスクを大幅に下げているのです。
豪雨のニュースで見たような、水たまりを力強く走破できるのは、この設計があってこそです。
理由③:エンジンを守る「吸気口の高さ」
冠水路で最も恐ろしい故障が、エンジンが水を吸い込んでしまうウォーターハンマー現象です。
これはエンジンにとって致命的なダメージとなります。
しかし、ジムニーは空気を取り込む吸気口(エアインテーク)が、一般的な車よりも高い位置に設計されています。
吸気口(エアインテーク)の高さにより、ある程度の水深でも水を吸い込むリスクが低くなります。
これは、悪路走破を前提とした本格的なオフローダーならではの設計思想であり、冠水時にもその真価を発揮するのです。
冠水した道に遭遇したら?あなたとジムニーを守るための緊急対応ガイド
ニュース映像を見て「もし自分だったら…」と不安に感じた方も多いのではないでしょうか。
ジムニーは頼れる相棒ですが、無敵ではありません。
ここでは、危険な状況を回避するための正しい判断方法と、もしもの時にあなたと愛車を守るための緊急対処法をお伝えします。
危険な冠水路を見分けるサインと、正しい判断方法
冠水路に遭遇した時、最も危険なのは「水深が分からないこと」です。
見た目には浅く見えても、路面が陥没していたり、マンホールの蓋が外れていたりする可能性があります。
最も安全な判断は、水の流れがある冠水路には絶対に進入しないことです。
もし進入せざるを得ない場合は「タイヤの半分以下」を目安にしてください。
先行車が巻き上げる水しぶきが、ボンネットの高さを超えているようなら、引き返す勇気を持つことが最も重要です。
ゲリラ豪雨による渋滞で長時間閉じ込められた際、ライトやハザードランプの使いすぎでバッテリーが上がってしまうことも考えられます。
そんな絶望的な状況でも、ロードサービスを待たずに自力でエンジンを再始動できるジャンプスターターが一つあれば、安心感が全く違います。
最近はスマホなどを充電できるモバイルバッテリー機能を兼ね備えたモデルが主流です。

また、冠水の影響による大渋滞で、長時間車内に閉じ込められてしまう事態も想定しておきたいところ。
とくにご家族と一緒のドライブでは、非常用のトイレが一つあるだけで、精神的な安心感が全く違います。
防災のプロも推奨する、車に常備しておきたいアイテムです。

もし水没したら?命を守るための脱出術と車の緊急対処法
万が一、走行中に車が止まってしまい、水没し始めた場合は、すぐに緊急脱出ツールで窓ガラスを割る準備をしてください。
水位が上がると、水圧でドアが開かなくなり、電動窓も機能しなくなる危険があるためです。
車外へ脱出できたとしても、絶対にエンジンを再始動させてはいけません。
エンジン内部に水が侵入していると、再始動時に致命的なダメージを与えてしまいます。
その場で落ち着いて安全な場所に避難し、ロードサービスを呼んでください。
万が一の水害で愛車がダメージを受けてしまった場合、修理費用は高額になることも…。
ご自身の自動車保険が「車両保険」付きで、きちんと水害をカバーしているか、この機会に一度確認してみませんか?
万が一の事態に備え、車内に一つ常備しておくと安心なのが、シートベルトカッターとガラスハンマーが一体になった緊急脱出ツールです。
いざという時、あなたと大切な同乗者の命を守る「お守り」になります。

あなたのジムニーを守るために!プロが教える本格的な冠水対策と限界水深
ジムニーの「冠水に強い」性能は、あくまで「もしもの時のリスクを減らすためのもの」です。
無謀な運転を推奨するものではありません。
しかし、冠水対策を施すことで、さらに安心感を高めることができます。
多くのジムニーオーナーが行うのは、デフブリーザーホースの延長です。
この対策をすることで、デフへの水の侵入リスクを軽減できます。
あなたのジムニーが持つ本当の「限界水深」を理解し、賢く備えることで、安心で豊かなカーライフを送ることができるでしょう。
頼れる相棒!ジムニーがもたらす安心の未来と賢いカーライフ

ゲリラ豪雨のような予測不能な事態でも、この頼れる相棒がいれば、冷静に乗り越えることができます。
(画像はイメージです。制作:四駆SUV研究調査室)
ジムニーを選ぶことは、単なる見た目や性能で車を選ぶことではありません。
それは、もしもの時に備える「安心」という名の賢い選択です。
ここでは、ジムニーがもたらす安心できる未来や、賢く車と付き合う方法についてお話しします。
「水に強い車ランキング」で上位に君臨する理由
多くの「水に強い車ランキング」で、ジムニーは上位にランクインしています。
それは、単なる車高の高さだけではなく、非常時における真の性能が評価されているからです。
一般車が走行をためらうような冠水路でも、ジムニーはウォーターハンマー現象のリスクが低い「高い吸気口」、そして水の抵抗に負けないラダーフレーム構造といった設計思想で、ドライバーと愛車を守ります。
こうした特性が、信頼できる車として高く評価されているのです。
賢い選択が不安を消す!ジムニーがくれる「もしも」の時の安心感
ジムニーを選ぶことは、単なる趣味やデザインで車を選ぶことではありません。
それは「もしもの時に備える」という、非常に賢い選択です。
ゲリラ豪雨や台風のニュースを見るたびに感じていた漠然とした不安は、「この相棒がいるから大丈夫」という確信に変わります。
ジムニーがもたらしてくれるのは、冒険へのワクワク感だけではなく、あなた自身や大切な家族を守るための「安心」です。
よくある質問:FAQ
ここまでの解説で、ジムニーの冠水性能について、さらに具体的な疑問が出てきた方も多いのではないでしょうか。
ここでは、よく聞かれる質問に、現役ジムニーJB64オーナーとして、専門的な視点からわかりやすくお答えします。
疑問を解消し、安心できるカーライフを送りましょう。
Q1. ジムニーは本当に冠水に強いのですか?
A. はい、本当です。
一般的な軽自動車とは異なり、ジムニーはトラックと同じラダーフレーム構造を採用しています。
この頑丈な骨格と、約20.5cmの高い最低地上高が、水の抵抗や衝突に耐え、キャビン(人が乗る空間)の変形を防ぐため、冠水路でも高い走破性を発揮します。
Q2. ジムニーの渡河水深はどこまで大丈夫ですか?
A. ノーマル車では約30cmが限界です。
スズキ公式でも推奨されている水深は30cm以下です。
これは、デフブリーザーホースや吸気口が水に浸からないようにするためです。
無理に深みへ進入すると、エンジンに水が入り、ウォーターハンマー現象で致命的な故障につながるため、絶対にやめましょう。
Q3. 冠水した道を走行した後、何をすればいいですか?
A. 複数の確認と整備をおすすめします。
まず、冠水路を抜けた後は、何度か軽くブレーキを踏んで、効きを確認してください。
その後、早めに整備工場でデフやミッションのオイルチェックを依頼しましょう。
水の浸入があればオイルが白濁するため、早期の発見と交換が大切です。
Q4. ジムニーシエラも冠水に強いですか?
A. はい、同じく強いです。
ジムニーシエラ(JB74)は、軽自動車のジムニー(JB64)と基本的な構造は同じです。
ラダーフレームや高い最低地上高、吸気口の位置など、冠水路に対する強さの根幹をなす部分は共通しています。
どちらも水害に強い頼れる相棒と言えます。
Q5. 冠水に備えて、どんな準備をしておくべきですか?
A. ハザードマップの確認と緊急ツールが有効です。
ご自宅や通勤ルートのハザードマップを事前に確認し、冠水リスクの高い場所を把握しておきましょう。
また、万が一に備え、車内に緊急脱出ツール(シートベルトカッターとハンマーが一体になったもの)を常備しておくことで、もしもの時も冷静に対処できます。
まとめ:ジムニー冠水に学ぶ賢い備えと安心の未来
ここまでの解説で、ジムニーが冠水に強い理由と、災害に備える重要性をご理解いただけたのではないでしょうか。
最後に、この記事で解説した「安心」と「知識」を、あなたのカーライフに活かすためのポイントとしてまとめました。
- ゲリラ豪雨の脱出映像はジムニーの真価を証明
- 頑丈なラダーフレーム構造が水の抵抗に耐える
- 20.5cmの高い最低地上高が物理的に防御
- エンジンを守る吸気口の高い設計思想
- オーナー実体験に基づく圧倒的な信頼性
- ジムニーは無謀な走行ではなく、賢い備えが重要
- 冠水路への進入はタイヤの半分以下が目安
- 走行不能時はエンジンをかけずに避難
- 命を守る緊急脱出ツールの常備
- 冠水対策は無謀な冒険ではなく、リスクを減らすため
- ジムニーシエラも同様に水に強い頼れる相棒
- 冠水後のオイルチェックが車の寿命を延ばす
- ジムニーがくれる「もしも」の時の安心感
- 賢い選択が、災害の不安を消す
- ジムニーがもたらす、災害に備えた安心の未来
この記事では、ジムニーが冠水に強い理由や、いざという時の対策までを解説しました。
この記事が、ゲリラ豪雨や水害に対する漠然とした不安を、確かな知識と安心に変える一助となれば幸いです。
ジムニーの良さは、単にデザインだけではありません。
もしもの時もあなたや大切な家族を守ってくれる、信頼できる相棒です。
ジムニーを選ぶことが、安心で豊かなカーライフにつながる、賢い選択と言えるでしょう。
車の買い替えを検討されているのであれば、ジムニーという選択肢もぜひ考えてみてください。
ご自身の目で、ジムニーの確かな価値を確かめてみてはいかがでしょうか。
この記事を読んで、「やっぱりジムニーは頼りになるな」「次はジムニーに乗り換えたい!」と感じた方もいることでしょう。
乗り換えの第一歩として、まずは今お乗りの愛車の価値を調べてみませんか?
そして、全国にどんなジムニーの在庫があるか、覗いてみるのも楽しいですよ。
🚙この記事を書いた人
【四駆SUV研究調査室:室長/Webライター「むらなす」】
熊本在住。阿蘇が大好き、大好物!
2023年式ジムニーJB64の現役オーナーとして、日々の生活・アウトドア・ドライブを通じて“四駆SUVと生きる日常”を発信中。
記事はすべて、実体験・ユーザー取材・プロの整備士へのヒアリングを元に構成しています。
「人生を楽しむための相棒として、四駆SUVと長く楽しく付き合う方法」を探求するブログ運営者です。
🧑🔧 バイク専門ブログ『むらなす式バイクスタイル』も運営中。
バイク歴40年以上の実体験に基づく、服装・装備・安全運転など“趣味と実用”の情報を発信しています。
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