ジムニーのヒッチキャリアは違法?JB64オーナーが解説する車検OKの“合法カスタム”完全ガイド

ジムニーのヒッチキャリアは違法かを解説する記事のアイキャッチ画像。白いジムニーJB64にヒッチキャリアを取り付けた状態で、ナンバープレート移設など合法カスタムを行う前のイメージ。
※アイキャッチ画像はヒッチキャリア装着時のイメージです。記事本編では、この状態からさらにナンバープレート移説などを行い、安全・合法的に楽しむための具体的な方法を詳しく解説しています。

「ジムニーにヒッチキャリアを付けたいけど、違法じゃない…?」

その不安、痛いほど分かります。
私自身も2023年式のジムニー(JB64)オーナーとして、ネットの曖昧な情報に悩んだ一人です。

ですが、ご安心ください。
正しい知識さえあれば、ヒッチキャリアは合法的に使える最高の相棒になります。

この記事を最後まで読めば、車検をクリアするルールから安全な使い方、後悔しない製品選びまで全てが分かりますよ。
最後まで読んで、不安を「自信」に変えましょう。

【この記事でわかること】
✅ ジムニーのヒッチキャリアが「違法」と言われる本当の理由と、車検をクリアする3つのルール
✅ ナンバープレートや灯火類が隠れる場合の、具体的な移設・増設方法と注意点
✅ 後悔しないヒッチキャリアと関連パーツの選び方(JB64オーナーによる厳選リスト)
✅ 「キャリアが折れる」を防ぐ耐荷重の知識と、高速道路でも安心な荷物の固定術
✅ 法律の不安を完全に解消し、ジムニーの積載量を爆発的に増やすための全知識

本格的に読み進める前に、少しだけ夢を膨らませてみませんか?
この記事で解説するカスタムが似合う、理想のジムニーがきっと見つかります。

目次

【結論】ジムニーのヒッチキャリアは違法じゃない!車検を通す3つの必須ルール

「ジムニーにヒッチキャリアを付けたいけど、違法だったら…」その不安、よく分かります。
結論から言うと、いくつかのルールさえ守れば、ヒッチキャリアは違法ではなく、車検も問題なく通ります。
ここでは、その核心となる「3つの必須ルール」を、誰でも分かるように徹底解説します。

ルール①:全長10%超えはOK?「指定部品」の解釈がカギ

結論から言うと、ヒッチキャリアはジムニーの全長10%を超えてもOKなケースがほとんどです。

「え、荷物のはみ出しは全長10%までじゃないの?」と疑問に思うかもしれません。
その通り、法律(道路交通法施行令)では、荷物のはみ出しは原則として自動車の長さの10分の1までと定められています。

しかし、ここが重要なポイントです。
そのルールはあくまで「積載物」に対するもの。
ヒッチキャリア自体は「積載物」ではなく「指定部品」として扱われるため、このルールの直接の対象外となるのです。

【知っておきたい】指定部品とは?
エアロパーツやルーフキャリアのように、ボルトなどで固定され、比較的かんたんに脱着できる自動車部品のこと。国が「軽微な変更」と認めているため、これらを取り付けても構造変更などの手続きは不要とされています。

つまり、ヒッチキャリアがこの「指定部品」とみなされる限り、キャリア自体の長さで全長10%のルールを心配する必要はほぼない、と覚えておきましょう。

ルール②:「ナンバープレート」と「灯火類」の視認性は絶対確保

数あるルールの中で、これが最も重要で、最も警察の取り締まり対象になりやすいポイントです。
どんなに高価で合法的なキャリアを使っていても、ここを見落とすと一発で違反となります。

ナンバープレート(自動車登録番号標)

「キャリアの網目越しに見えるから大丈夫」は通用しません。
カバーで覆うのはもちろんNG。
1文字でも隠れたらアウトです。後方から見て、誰の目にもハッキリと全ての文字・数字が読み取れる状態を保つ必要があります。

灯火類(とうかるい)

これもナンバープレート同様、後続車からの視認性が少しでも遮られてはいけません。
以下のライト類が、キャリアや荷物で隠れていないか必ず確認してください。

  • ブレーキランプ(制動灯)
  • ウインカー(方向指示器)
  • テールランプ(尾灯)
  • バックランプ(後退灯)
  • リフレクター(後部反射器)

これらは、追突防止など安全に直結する重要なパーツです。
自分だけでなく、周りの安全のためにも、視認性は絶対に確保しましょう。

ルール③:「かんたんに脱着できる」ボルトオン固定が原則

「かんたんに脱着できる、ボルトオン固定が原則」は、ルール①で解説した「指定部品」として認められるための、大前提となるルールです。

ヒッチキャリアが「工具を使えばかんたんに取り外しできる」状態でなければならない、ということです。

もし、ヒッチキャリアをジムニーの車体に溶接したり、リベットでガチガチに固定したりすると「容易に脱着できない=車体の一部」とみなされてしまいます。
この場合、「指定部品」の扱いではなくなり、車体の長さや幅が変わったとして、陸運局で「構造変更検査」という正式な手続きが必要になります。

市販されているヒッチメンバーやヒッチキャリアは、基本的にボルトで固定(ボルトオン)するように作られています。
説明書通りに正しくボルトで固定する。
これが車検や法律をクリアするための鉄則です。

あなたのジムニーは大丈夫?知らないと捕まる「違法状態」セルフチェックリスト

ルールは分かったけど、「じゃあ具体的に、自分のジムニーは本当に大丈夫なの?」と気になりますよね。
ここでは、うっかり違反になりがちなポイントを、警察官になったつもりで誰でも簡単に確認できるチェックリストを用意しました。
あなたのジムニーはセーフか、それともアウトか、一緒に確認していきましょう。

【Check 1】ナンバープレート、1文字でも隠れてない?

ヒッチキャリア関連の違反で最も多いのが、このナンバープレートの表示義務違反です。
自分では「見えているつもり」でも、警察官から見れば「隠れている」と判断されるケースは少なくありません。

【チェック方法】

少し離れた真後ろから、屈んでみたり、左右に少しずれたりして、さまざまな角度から確認してみましょう。

以下の状態は完全にアウトです。

  • 文字や数字の一部がキャリアのフレームで隠れている
  • キャリアを折りたたむと、完全に隠れてしまう
  • 県の管轄を示す「封印」部分が見えない
ジムニーにヒッチキャリアを装着した状態のイラスト。左はナンバープレートが隠れているNG例、右は視認性を確保したOK例。
ナンバーが1文字でも隠れていたら違反!OKな例とNGな例を、イラストで比較。

交通違反(整備不良)となるだけでなく、ナンバーが見えないクルマは周囲に威圧感や不安感を与えてしまいます。
少しでも「見えにくいかも?」と感じたら、それはアウトだと考えましょう。

【Check 2】ブレーキランプやウインカー、後続車から本当によく見える?

これは法律以前に、あなたと後続車の安全を守るための最重要項目です。
ナンバープレートと同様、少しでも隠れていたり、見えにくくなっていたりしてはいけません。

【チェック方法】
これは一人では確認しづらいので、家族や友人に協力してもらいましょう。
実際にブレーキを踏んだり、ウインカーを出したりして、後方から客観的に見てもらうのが確実です。

特に、以下の灯火類がキャリアや積載物で隠れていないか、念入りにチェックしてください。

  • ブレーキランプ(制動灯)
  • ウインカー(方向指示器)
  • テールランプ(尾灯)
  • バックランプ(後退灯)
  • リフレクター(後部反射器)

特に注意したいのが、荷物を積んだ時です。
キャリア単体では見えていても、クーラーボックスを置いた瞬間にウインカーが隠れてしまう、というケースは非常に多いので、必ず荷物を積んだ状態で確認しましょう。

【Check 3】車幅からはみ出してない?メジャーで測ってみよう

ヒッチキャリアやそこに積んだ荷物が、ジムニーの車体の幅(車幅)から1mmでもはみ出してはいけません。
これは絶対のルールです。

【チェック方法】
まず、ご自身のジムニーの正確な車幅を車検証で確認しましょう。

  • ジムニー(JB64):1,475mm
  • ジムニーシエラ(JB74):1,645mm

次にメジャーを使って「車体の最も幅が広い部分(通常はドアミラーを除く左右のフェンダー)」「ヒッチキャリアの最も幅が広い部分」を実際に測って比べてみましょう。

市販されているジムニー向けのヒッチキャリアならまず問題ありませんが、海外製の汎用品などを流用する際は特に注意が必要です。
必ず購入前に寸法を確認してください。

【Check 4】危険な「鋭い突起」はない?歩行者への配慮も忘れずに

見落としがちですが、クルマの外装には「鋭い突起」があってはならない、という保安基準上のルールがあります。
これは、ヒッチキャリアも例外ではありません。

【チェック項目】
キャリア全体をよく見て、触って、以下の状態になっていないか確認しましょう。

  • 切断面が処理されておらず、角がトゲトゲしている
  • ボルトの先端が長く飛び出しすぎている
  • 破損して尖った部分ができてしまっている

これは、万が一の際に歩行者などを傷つけないようにするための大切なルールです。
駐車場などで、横を通り抜ける人の服を引っ掛けたり、子供がぶつかってケガをしたりする危険も考えられます。

もし鋭利な部分があれば、ヤスリで角を丸めたり、ホームセンターで売っているゴム製のキャップを取り付けたりするなどの対策をして、安全な状態に保ちましょう。

【完全ガイド】これを真似すればOK!ジムニー車検対応の“合法化”カスタム術

セルフチェックで「自分のジムニー、もしかしてアウトかも…」と不安になったあなた、ご安心ください。
ここでは、違法状態を解決し、胸を張って車検に臨むための具体的な対策方法、いわば“合法化”のためのカスタム術を、徹底的にガイドします。
これを真似すれば、もう何も怖くありません。

対策①:ナンバープレートの視認性を確保する「移設キット」の選び方・取り付け方

前の章で確認した通り、ナンバープレートが少しでも隠れるなら、移設は「選択」ではなく「必須」です。
ここでは、市販されている「移設キット」の選び方と、取り付けの際の注意点を解説します。

移設キットの選び方 4つのポイント

  1. ジムニー専用設計か

汎用品ではなく、JB64/JB74専用設計のキットを選びましょう。取り付け用の穴の位置などが最適化されており、スムーズに装着できます。

  1. ナンバー灯は付属しているか

移設したナンバープレートにも、夜間に文字を照らす「ナンバー灯(ライセンスランプ)」の設置が義務付けられています。キットに付属しているか必ず確認してください。LEDタイプが明るく長寿命でおすすめです。

  1. 素材と耐久性(サビ対策)

車外パーツなので、サビ対策は必須。防錆塗装がしっかり施されたスチール製や、軽量でサビに強いアルミ製、ステンレス製などを選びましょう。

  1. 取り付け場所

ヒッチキャリア本体や、リアゲートなど、どこに移設するかを決め、それに合ったキットを選びます。

取り付け方の流れと最重要注意点

基本的な流れは
①元のナンバーを外す
②キットを取り付ける
③新しい位置にナンバーを固定
④ナンバー灯の配線」となります。

ここで一つ、非常に重要な注意点があります。
リアのナンバープレートを自分で外すと、左上の「封印」を破壊することになります。
この封印は陸運局でしか再発行できず、平日にクルマを持ち込む必要があります。

自信がない場合や手間を避けたい場合は、封印の脱着も依頼できる整備工場やカスタムショップ、ディーラーに作業をお願いするのが最も確実で賢い選択です。

対策②:灯火類が隠れるなら「増設テールランプ」が必須!配線はどうする?

ナンバー移設と同様に、ブレーキランプやウインカーが隠れる場合も対策は必須です。
後続車への意思表示は、安全運転の基本中の基本。
迷わず増設しましょう。

何を買えばいい?

市販されている「トレーラー用灯火キット(テールランプセット)」などを流用するのが一般的です。
ブレーキ、テール、ウインカーが一体になったものを選ぶと配線がシンプルになります。

配線はどうする?→「専用カプラー」が最強の解決策!

配線と聞くと難しく感じるかもしれませんが、今は非常に便利なパーツがあります。

最も簡単で確実なのが、ジムニーの純正テールランプの配線に割り込ませる「専用カプラー(分岐ハーネス)」を使う方法です。

これを使えば、純正の配線を一切傷つけることなく、カチッと差し込むだけで増設ランプ用の電源を取り出すことができます。
まさにDIYの強い味方です。

もちろん、エレクトロタップなどを使って直接配線を分岐させる方法もあります。
しかし、接触不良などのリスクを考えると、専用カプラーの使用を強くおすすめします。
初心者の方はもちろん、慣れている方にもおすすめです。

【車検前必読】陸運局に持ち込む前に!最終確認すべきポイントまとめ

ここまでの対策を完璧に行えば、車検で指摘される可能性は限りなく低くなります。
最後に、おさらいとして最終チェックリストを確認し、万全の態勢で車検に臨みましょう。

車検前の最終セルフチェックリスト

□ ナンバーは見やすい位置にあるか?ナンバー灯は夜間にしっかり点灯するか?
□ 全ての灯火類は正常に点灯・点滅するか?(キャリアの増設側も含む)
□ ヒッチメンバー、キャリアに緩みやガタつきはないか?ボルトは固く締まっているか?
□ 危険な鋭い突起はないか?

【究極の裏ワザ】不安なら、先に聞いてしまう!

完璧に対策したつもりでも「検査官の判断次第」というグレーゾーンが残るのも事実です。

そんな不安を100%解消する一番確実な方法は、事前に車検を受ける予定のディーラーや整備工場、または管轄の陸運局の相談窓口に「この仕様で車検は問題ないですか?」と問い合わせておくことです。

その際、スマホで撮った車両の写真を何枚か見せながら説明すると、話が非常にスムーズに進みます。
事前の確認さえ取れていれば、当日は何も心配いりません。
準備を万全にして、自信を持って車検に臨みましょう!

【買って後悔しない!】ジムニーJB64オーナーが選ぶ鉄板ヒッチキャリア&関連パーツ

合法的に使うためのルールと対策が分かれば、次はいよいよ製品選びですね。
しかし、市場には多くの製品が溢れており、「どれを選べば失敗しないのか」と新たな悩みにぶつかるはずです。
そこで今回は、JB64オーナーである筆者が、自信を持っておすすめできる“鉄板”製品だけを厳選してご紹介します。

まずは土台から!ジムニー用ヒッチメンバーの失敗しない選び方

ヒッチキャリアを取り付けるには、まずヒッチメンバーが必要です。
しかし、多くの種類があり「どれを選べばいいの?」と迷う方も多いはず。
ここでは、JB64ジムニーに適合するヒッチメンバーの選び方を、失敗しないための3つのポイントに絞って解説します。

1.  強度(クラス)で選ぶ:あなたの使い方に合ったクラスを選ぼう

ヒッチメンバーには、牽引できる重さや垂直に耐えられる重さ(垂直静荷重)を示す「クラス」があります。
ジムニーの場合、主にAクラスBクラス、一部Cクラスの製品が見られます。

  • Aクラス:主に軽量なキャリアの使用を想定。自転車キャリアなどにおすすめ。垂直静荷重は50kg程度
  • Bクラス:ある程度の積載能力を持つキャリアや、小型トレーラーの牽引も可能。垂直静荷重は75kg程度
  • Cクラス:より重い積載や、小型ボートトレーラーなどの牽引を想定。垂直静荷重は100kg以上のものもあります。

ご自身の使い方(何を載せたいか、将来的にトレーラーを牽引する予定があるかなど)を考慮して、適切なクラスを選びましょう。
迷ったら、少し余裕のあるBクラス以上を選んでおくのがおすすめです。

2.  取り付け方法で選ぶ:DIY派?業者依頼派?

ヒッチメンバーの取り付け方法は、大きく分けてボルトオン穴あけ加工が必要なタイプがあります。

  • ボルトオン:車体の既存の穴を利用して取り付けるため、比較的DIYでも取り付けやすいのが特徴です。ただし、トルク管理など、正しい知識と工具が必要です。
  • 穴あけ加工:車体に穴を開ける必要があるため、DIYには不向きです。専門業者に依頼するのが基本となりますが、より高い強度を得られる場合があります。

    DIYに自信がない方や、安全性を重視する方は、迷わず専門業者に依頼しましょう。

3.  素材と耐久性で選ぶ:長く使うならサビ対策は必須

ヒッチメンバーは車体の下側に装着されるため、雨水や融雪剤などでサビやすい環境にあります。
スチール製が一般的ですが、防錆塗装がしっかりと施されているかを確認しましょう。
よりサビに強いステンレス製の製品も選択肢としてあります。
長く愛用したいなら、素材と耐久性も考慮して選びましょう。

数あるヒッチメンバーの中でも、ジムニー乗りから最も信頼され、選ばれているのが、このSOREX(ソレックス)製のヒッチメンバーです。
品質、耐久性、取り付けやすさ、どれをとっても間違いのない「鉄板中の鉄板」と言えるでしょう。

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【目的別】おすすめヒッチカーゴキャリア3選(折りたたみ式がとにかく便利!)

ヒッチメンバーを選んだら、次は実際に荷物を載せるヒッチカーゴキャリアを選びましょう。
様々な形状や機能がありますが、ここでは筆者のジムニー仲間達が「これは買ってよかった!」と実感した、おすすめのヒッチカーゴキャリアを3つの目的別に厳選してご紹介します。

1.  キャンプギアや汚れ物をガンガン積める!「タフ&ワイド」モデル

  • 特徴:広々とした積載スペースと、多少の雨や汚れに強い素材が魅力。大型のクーラーボックスやテント、BBQコンロなど、かさばるキャンプ用品を気にせず積めます。
  • おすすめポイント:耐荷重に優れているものが多く、頑丈な作りで安心して使える。

このタイプの代表格といえば、やはり世界的なブランドであるCURT(カート)社製。
頑丈な作りで、重いキャンプ道具も安心して載せられます。

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2.  使わない時はスッキリ収納!「折りたたみ式」モデル

  • 特徴:使わない時はコンパクトに折りたためるため、全長が気になる方や、保管場所に困る方におすすめ。
  • おすすめポイント:取り付けたままでも邪魔になりにくく、必要な時だけ展開できる手軽さが魅力。

「普段は街乗りがメインだから、必要な時だけ使いたい」そんなあなたに最適なのが、この折りたたみ式。
コストパフォーマンスの高さも魅力です。

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3.  自転車をスマートに積載!「サイクルキャリア兼用」モデル

  • 特徴:ヒッチキャリアとしての機能に加え、自転車を安全に積載できるアタッチメントが付属している、または別途取り付け可能なモデル。
  • おすすめポイント:キャンプ道具と自転車を同時に運びたいアクティブな方に最適。

ジムニーで遠出して、現地でサイクリングを楽しみたい…。
そんなアクティブな夢を叶えてくれるのが、この背面スペアタイヤに取り付けるタイプのサイクルキャリアです。

忘れずに揃えたい!合法化に必須の“神”関連パーツ(ナンバー移設キット・灯火類)

ヒッチキャリアを合法的に、そして安全に使用するためには、本体だけでなく、いくつかの「必須の関連パーツ」を揃える必要があります。
これらをケチると、法律に触れたり、思わぬ事故につながる可能性も。
ここでは、特に重要な2つのパーツをご紹介します。

1.  ナンバープレートの視認性確保に!「ナンバー移設キット」

前の章でも解説した通り、ナンバープレートが少しでも隠れる場合は、移設が義務付けられています。
ジムニー専用設計で、取り付けやすく、耐久性のあるキットを選びましょう。
ナンバー灯が付属しているかどうかも必ず確認してください。

【筆者の推し】
ジムニーパーツの老舗「APIO(アピオ)」製なら、品質・デザインともに間違いありません。
多くのジムニーオーナーが最終的に行き着く、信頼の逸品です。

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2.  後続車へのアピール力UP!「増設テールランプキット」

キャリアや積載物で純正のテールランプが見えにくくなる場合に必須です。
ブレーキ、テール、ウインカーがセットになったものが配線も比較的簡単でおすすめです。

【配線が不安なあなたへ】
専用のカプラーを使えば、純正配線を傷つけることなく簡単に取り付けられます。

これらのパーツは、安全で快適なヒッチキャリアライフを送るための 必需品です。
本体と合わせて、必ず準備しておきましょう。

.
ところで、これからパーツを揃えてさらに愛着が湧くあなたのジムニー。
もともとリセールバリュー(再販価値)が非常に高いことで有名ですが、今の正確な価値を知っていますか?
簡単なチェックだけで、次のカスタム費用の参考になるかもしれませんよ。

「折れる・事故る」は本当?高速道路での注意点と安全な荷物の積み方

法律をクリアし製品も手に入れた。
それでも心のどこかに残る「もしも走行中に折れたら…」という最悪のシナリオ。
この不安は、正しい知識で「なぜ壊れるのか」「どうすれば防げるのか」を理解することでしか解消できません。
ここでは、安全なヒッチキャリアライフを送るための、最後にして最も重要な知識を解説します。

キャリアが「折れる」原因は?耐荷重と最大積載重量のちがいを理解しよう

SNSなどで稀に見かける「ヒッチキャリアが折れた」という衝撃的な話。
これは決して都市伝説ではありません。
しかし、その原因のほとんどは製品の欠陥ではなく「重量オーバー」
つまり重すぎる荷物を載せたことにあります。

安全の鍵は、似ているようで全く違う「耐荷重」「最大積載重量」を正しく理解することです。

耐荷重(たいかじゅう)

ヒッチキャリアやヒッチメンバー“単体”が、構造的にどれだけの重さに耐えられるかを示した製品スペック上の数値です。

最大積載重量(さいだいせきさいじゅうりょう)

実際に“あなたのジムニーに積んで良い荷物の重さ”の上限です。
①車両本体の強度
②ヒッチメンバーの耐荷重
③キャリアの耐荷重
という3つの要素の中で最も低い数値が適用されます。

【重要】一番弱い部分が、そのシステムの限界です

例えば
・キャリアの耐荷重:150kg
・ヒッチメンバーの耐荷重:75kg
・ジムニー車両側の許容重量:50kg

この場合、あなたが実際に積んで良い荷物の重さは、一番低い50kgまでです。
「150kg対応キャリアだから」と100kgの荷物を積めば、キャリアは耐えられても、ジムニーの車体フレームやヒッチメンバーの取り付け部が破損する危険があるのです。

高速道路を走る前に。走行風や振動でゆるまない為のチェック項目

一般道とは比べ物にならない走行風、そして路面から伝わる連続的な振動。
高速道路は、ヒッチキャリアにとって最も過酷な環境です。
重大なトラブルを防ぐため、高速道路に乗る前には必ず以下の項目をチェックする習慣をつけましょう。

【高速に乗る前の安全チェックリスト】

□ ヒッチの固定ピンは抜けてないか?
 ヒッチメンバーとキャリアを繋ぐ「ヒッチピン」がしっかり刺さり、抜け止めのクリップ(割りピン)が付いているか、指差し確認しましょう。

□ 各部のボルトに緩みはないか?
 キャリアやヒッチメンバーを手で強く揺すってみて、ガタつきがないか確認します。
特に、取り付け後しばらく走行した後は、ボルトが馴染んで緩みが出やすいです。

□ 配線の確認
 コネクター類もしっかり接続されているか、念のため確認しましょう。

【プロの習慣をマネる】サービスエリアでの再チェック
長距離を走る際は、サービスエリアなどでの休憩時に、毎回キャリアの状態を目視し、軽く揺すって緩みがないか再チェックするだけで、安全性が格段に向上します。
この「ひと手間」が、安心のロングドライブにつながります。

荷崩れは重大事故のもと!安全・確実な荷物の固定術(ラチェットベルト活用法)

走行中に荷物が落下すれば、後続車を巻き込む重大事故に直結します。
荷物の固定は、ヒッチキャリアを使う上での最大の責務と言っても過言ではありません。

キャンプ用のゴムロープや細い紐だけでは、高速道路の振動や風圧には耐えられません。
荷物を安全・確実に固定するなら、「ラチェット式ベルト」一択です。

【初心者でもできる!ラチェットベルト固定の4ステップ】

1. 荷物は低く、重いものは車体側へ

重心を安定させるため、重いクーラーボックスなどはできるだけ中央(ジムニーの車体側)に、軽いイスなどは外側に配置します。

2. ベルトはキャリア本体に掛ける

    荷物の上をただ通すだけでなく、キャリアのフレームや網目の頑丈な部分にフックをしっかり掛けます。

    3. 最低2本以上でクロスさせて固定

      1本だけで固定せず、最低でも2本を使い、対角線やクロスさせて多方向からテンションが掛かるようにします。

      4. 固く締め、余りは結ぶ

        ラチェットで「これでもか」というくらい固く締め上げます。最後に、余ったベルトの端が走行中にバタついて車体を叩いたり、車輪に絡まったりしないよう、キチンと結んで処理しましょう。

        ラチェット式ベルトは様々な種類がありますが、まずは基本的な性能をしっかり満たした、こういった製品から試してみるのがおすすめです。

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        仕上げに、荷物全体をカーゴネットで覆うと、万が一ベルトが緩んだ際の保険になり、小物が落下するのも防げるため、さらに安全性が高まります。

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        よくある質問:FAQ

        ここまで詳しく解説してきましたが、それでも「自分の場合はどうなんだろう?」といった個別の疑問は残るものです。
        最後に、特に多くの方が抱くであろう共通の質問とその答えを、Q&A形式で分かりやすくまとめました。
        あなたの最後の「?」を、ここでスッキリ解消してください。

        Q. ジムニーのヒッチキャリア、結局何キロまで積んでいいの?

        A. 50kgが一つの安全な目安ですが、最も重要なのは「3つの耐荷重」のうち、一番低い数値を超えないことです。
        ヒッチキャリアの積載重量は、以下の3つの要素で決まります。

        ① ヒッチキャリア自体の耐荷重
        ② ヒッチメンバーの垂直耐荷重
        ③ 車両側が許容する重量

        例えば、キャリアが100kg対応でも、ヒッチメンバーが75kgまでなら、積めるのは75kgまでです。
        安全のため、必ず3点を確認し、最も低い数値を基準に荷物を積んでください。
        過積載は破損や重大事故の元です。

        Q. バイクや狩猟の獲物を積んでも大丈夫?

        A. はい、規定の範囲内であれば問題ありません。
        ただし、それぞれに特有の注意点があります。

        【バイクの場合】
        最も注意すべきは「車幅」です。ジムニーのような軽自動車では、フルサイズのバイクを横に積むとほぼ確実に車幅からはみ出し違反となります。
        バイクを積む際は、縦に積むタイプの「サイクルキャリア」を選びましょう。

        【狩猟の獲物の場合】
        重量はもちろん「荷物の確実な固定」が非常に重要です。
        衛生面を考慮し、直接載せるのではなく、大型のコンテナボックスや防水トレイなどをキャリアに載せ、その中に獲物を入れるのがおすすめです。

        Q. 荷物を積まない時、ヒッチキャリアは付けっぱなしでもOK?折りたたんだ状態は?

        A. 付けっぱなし自体は基本OKですが「折りたたみ状態」での走行は要注意です。

        折りたたむと、キャリアの網目部分がナンバープレートの前に来てしまい、視認性を妨げると判断され、違反となる可能性が非常に高いです。

        面倒でも、荷物を積まない時は、
        走行中は倒した状態(使用状態)にしておく
        ・使わないなら取り外す

        上記のどちらかが、最も安全・確実な方法です。

        Q. ヒッチキャリアが原因で事故を起こした場合、自動車保険は使える?

        A. 合法的な使用であれば適用されるのが一般的ですが「違法な状態」での事故は補償の対象外となる可能性が非常に高いです。

        これは非常に重要なポイントです。
        ナンバーが隠れていたり、過積載だったりする「違法な状態」で事故を起こした場合、保険が下りないだけでなく、ご自身の過失割合が著しく大きくなるリスクがあります。

        ヒッチキャリアを取り付ける際は、万が一に備え、事前にご加入の保険会社に「ヒッチキャリアを装着して事故を起こした場合の補償範囲」を確認しておくことを強くおすすめします。

        「自分の場合はどうなんだろう?」と少しでも不安に感じたら、それが保険を見直す絶好のタイミングです。
        今では、複数の保険会社の内容をたった数分で比較し、年間数万円も保険料が安くなるケースも。
        まずは、あなたのジムニーに最適なプランは何か、無料の見積もりで確かめてみましょう。

        「ジムニー ヒッチキャリア 違法」の不安を解消!重要ポイント総まとめ

        最後に、この記事の核心となるポイントだけを、いつでも見返せるように凝縮しました。
        あなたのジムニーライフを、もっと自由に、もっと安全にするための「チートシート」としてご活用ください。

        • ジムニーのヒッチキャリアはルールを守れば違法ではない
        • キャリアは「指定部品」扱いで全長10%ルール対象外
        • ナンバーと灯火類の視認性確保が最重要
        • 溶接やリベット固定はNG、ボルトオンが基本
        • ナンバーは1文字でも隠れたら違反と心得る
        • 灯火類は荷物を積んだ状態で必ず確認
        • 車幅からのはみ出しは1mmでも許されない
        • 危険な鋭い突起がないか歩行者目線でチェック
        • ナンバー移設は「封印」の再発行も考慮する
        • 灯火類の増設は「専用カプラー」利用が最も確実
        • ヒッチメンバーは強度(クラス)とサビ対策で選ぶ
        • キャリアは用途に合わせ、折りたたみ式も便利
        • 積載重量は車両・メンバー・キャリアで最も低い耐荷重が上限
        • 高速道路では休憩のたびに緩みをチェック
        • 荷物の固定はゴム紐でなくラチェット式ベルトを複数使用

        知識という最強の武器を手に、冒険へ出かけましょう!

        「ジムニーのヒッチキャリアは違法…?」
        この記事を読み始めた時の、あなたのその小さな不安が、読み終えた今、
        「これなら大丈夫!」という気持ちに変わっていれば、筆者としてこれほど嬉しいことはありません。

        正しい知識と少しの工夫さえあれば、ヒッチキャリアはあなたのジムニーの積載量を劇的に増やし、遊びの可能性を何倍にも広げてくれる最高の相棒になるのです。

        この記事では、法律の正しい理解から、具体的な合法化カスタム、信頼できる製品選び、そして何より安全な使い方まで、必要な知識は全てこのページに詰め込みました。
        ネットの不確かな情報に惑わされることなく、自信を持って自分のジムニーをカスタムし、フィールドへ飛び出せます。

        ヒッチキャリアに、あなたの“好き”と“自由”をめいっぱい詰め込んで、次の冒険へ出かけましょう。
        この記事が、あなたの素晴らしいジムニーライフの、新たな扉を開くカギとなったなら幸いです。

        🚙この記事を書いた人

        【四駆SUV研究調査室:室長/Webライター「むらなす」】

        熊本在住。阿蘇が大好き、大好物!
        2023年式ジムニーJB64の現役オーナーとして、日々の生活・アウトドア・ドライブを通じて“ジムニーと生きる日常”を発信中。

        記事はすべて、実体験・ユーザー取材・プロの整備士へのヒアリングを元に構成しています。

        「一生モノの相棒として、ジムニーと長く楽しく付き合う方法」を探求するブログ運営者です。

        🧑‍🔧 バイク専門ブログ『むらなす式バイクスタイル』も運営中。
        バイク歴40年以上の実体験に基づく、服装・装備・安全運転など“趣味と実用”の情報を発信しています。
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        参照:スズキ ジムニー公式サイト
        参照:国土交通省公式サイト

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